金原ひとみ
蛇にピアス |
ピアスの拡張にハマっていたルイは、「スプリットタン」という 二つに分かれた舌を持つ男アマとの出会いをきっかけとして、 舌にピアスを入れる。 暗い時代を生きる若者の受難と復活の物語。 第130回芥川賞受賞作。 第7回すばる文学賞受賞作 綿谷りささんと一緒に若い女の子が受賞したということで 一躍有名になりましたよね。 それだけの興味で読んでみました。 私的には、あんまり特別な思いは抱きませんでしたね。 ちょっと変わった嗜好を持つ若い男女の恋愛話。 それをたんたんと描いているだけで 何かを感じ取ったり、学んだりすることはない。 帯では辻仁成さんが「彼女はなにかを持っている」と 書いていたので、次回作に期待。と 言ったところでしょうか? 次の作品で彼女の真価が問われるのでは? そういう意味でちょっと注目しています。 |
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