辻 仁成 パリやタイなどの異国情緒を巧みに織り込みながら進む
恋愛のお話が好き。

嫉妬の香り 恋人との穏やかな日常に、突然生じた疑惑。
彼女は自分を裏切り、あの男と愛しあっているのでは
ないだろうか?身を苛む嫉妬。崩壊して行く関係。
それでもなお彼女の放つ香りは理性を奪い、
「私」を虜にする。
そして、白い花の香りをまとったもうひとりの女―。
欲望?それとも愛なのか?「香り」を通奏低音に、
愛についての張りつめた問いが続く、
狂おしく、ピュアな恋愛小説。

香水や精油の香りが大好きなわたしは
大事に大事に読み進めました。
ジャルダン バガテール ゲラン 香水 小説 バガテール」はこのとき、ゲランで
発売され、この本とセットになって話題となったのでした。
その時は、白いお花のブーケ???と
私の感覚には合わなかったのですが。
その後に正反対の香水をつけた早希。
その香水は「ジッキー」
どんな香水なのか興味アル。
ちなみにジッキーもゲランの香水です。

愛とは、嫉妬とは・・・・
深く考えさせられるお話でした。

辻さんの恋愛小説をもっともっと読んでみたくなって
しまいました。お薦めです。

以前ドラマになっていたこちらのお話。
そのドラマは見たことがなかったのですが、
政野早希役が川原亜矢子さんで
ミノリ役が本上まなみさんだっていうことが驚き。
イメージは逆なんだけどな。
サヨナライツカ 下の本で辻さんの本を他にも読んでみたくなり、この本を
選びました。もう、大正解。
恋愛をしたくなる本です。濃いです、南国のむしむし感と
恋愛の濃厚さが胸をしめるけられるようです。
あ〜、どうなってしまうの〜というドキドキ感と帰国するまでと言う
時間との駆け引き。うまいです。読ませます。お薦めです。
冷静と情熱のあいだ―Blu この本ではじめて辻 仁成さんの本を読みました。
もう一冊の江国さんバージョンよりもこちらのほうが
すっきりと消化できました。
一生に一度の大恋愛をした二人が
自分の思いを隠しながら生きていく。その二人の思いを
男側からと女側からの視点で描くというおもしろい本でした。
こういう本をまた読んでみたいです。
違う作家さんでも企画してくれないかな〜。