赤川 次郎
誰もが1度は読んだことのある作家と言えばこの方。
小さいとき、はまって何百冊読んだんだろう?って言い過ぎかしら?
特に三毛猫ホームズシリーズが好き。
三姉妹シリーズもおもしろかったな。
もう、なにを読んだか覚えていないくらいなので
これからはちゃんとここに記憶して残していきます。



聖母(マドンナ)たちの殺意 icon
役者のエージェントとして働く美穂。ある日、女子大の同級生で“マドンナ”と呼ばれた笑子が殺され、驚く。しかも殺人の重要参考人である笑子の夫と、やはり女子大の同級生で富裕な人妻の克子とが、居候として家に転がり込んで来た!そして、もうひとりの親友、香は―。卒業後10年、かつてのマドンナたちの恐るべき変貌。すべては時の流れのなせる業なのか!?仄かな苦さを秘めた大人のサスペンス。

ストーリー展開はやはり面白かったな。
誰が犯人かわからない面白さ。
絡まる人間関係。
自分で狂言誘拐?など・・・・
お金があるから幸せとは言えない現実があったり、
のんびり幸せに平凡に生きることが実際幸せなんだよねなんて
ぼんやり読み終えた。
まあ、飛び抜けて良くもないけど、なかなか暇つぶしに良かった。


おやすみ、夢なき子 icon
十歳のときに行方不明になった亜紀子が、28年たって死体で発見された。友人だった朋余は、子供のころ夢を見た記憶がなく、亜紀子が失踪した日のことも思い出せなかった。事件を知ろうとするほど深まる謎、そして連続殺人。夢を見ることのなかった少女達の心に潜む恐怖の正体とは?傑作長編ミステリー。

暇つぶしには推理小説の長編がぴったりとくる。
そんなわけで、ものすごくお久しぶりに赤川次郎さんの本、
しかもその中でも厚めの本を借りてきました。

このお話は、このあらすじを読んだだけで、朋余が怪しい。と
思えるのですが、読み進めていくうちに、誰が犯人なのか
伏線がいっぱい貼られてあって、誰なのかわからず
おもしろい。

が!!!

昔の赤川次郎さんにはなかった、残酷な伏線があって暗くなっちゃった。こんな重い話は赤川ワールドにはいらないよー。
ストリーだけで十分おもしろいんだからー。
自分の子を私物化するというのか、男の欲の怖さというのか
とにかく気持ち悪い。
その分活躍してくれる男性もいるのでほっともするけれど・・・・。
後味のちょっと悪い本かな。