007

007 ドクター・ノオ 特別編
DR.NO SPECIAL EDITION


007は殺しの番号
(初公開時タイトル)


記念すべき、第1作。110分。
ジェームズ・ボンドはショーン・コネリー。
ボンドガールはウルスラ・アンドレス。

1962年に作られたのね。あのオープニングの
ピンカメラで銃口の中のピントを合わせるシーン。
ハニー役のウルスラが海岸から現れるシーンは最近公開の
ハル・ベリーはこのシーンを彷彿させるものだったのね。
と納得。ウルスラ、超きれい〜。


ストーリーはカリブのジャマイカがメイン。
フロリダから発射されたロケットが何者かの妨害電波に
よって、軌道を狂わされる。その謎を追って、ジェームズが
活躍。原子炉の爆発はこのころ、知っている人が
少なかっただろうね〜。
それにしてもジャマイカのこのロケ地。
個人の所有する土地だということですが、美しすぎます。
007/ロシアより愛をこめて...
From Russia With Love S.E.
第2作目は115分。
ジェームズ・ボンドはショーン・コネリー。
ボンドガールはダニエラ・ビアンキ(イタリア人)。
このボンドガール、金髪の美人でミスコン出身、クール ビューティー。


1963年に撮影され、この作品からQが出てくる。
(秘密兵器を作ってくれる人。)
今回はアタッシュケース、組み立て式ライフルなど。
秘密結社「スペクター」はこれからも登場するのかな?
そして、この「スペクター」が「オースティン・パワーズ」と
関係があるのを初めて知りました。
呼び名の「NO・3」とか、ペットの真っ白なペルシャ猫ちゃんとか、
「NO・3」が強面の背の小さなドイツ女性だとか・・・。

ロケはトルコ、イスタンブール。
ロマ人のベリーダンスはオリエンタル。
アクションでは最後にボートで逃げるとき、
追いつめられたボンドが穴を開けられたガソリンを
海に捨て、照明砲で爆発させるシーンが
なかなかリアルでした。
007/ゴールドフィンガー
特別編Goldfinger S.E.
第3作目は110分。
監督がガイ・ハミルトンに代わり、
ジェームスはショーン・コネリー
ボンドガールはオナー・ブラックマン

1964年に撮影され、ロケ地はほとんどアメリカ。
はじめはスペイン→マイアミ→スイスのジュネーヴ→
ケンタッキーとなります。

この映画はかなり評価が高いのも頷けます。
脇役も充実していて、
ガードマン役に抜擢されたのはプロレスラーだった
フランク・坂田さん。鋼鉄のボディは子供にも人気が出たそうよ。
一番の注目は世界で一番美しいGolden Dead Body。
シャーリー・イーストン。MOMO的にはこの美女の方がタイプ。
妙に印象に残るのが正門を守るおばちゃんが、入るときは
頼りないくらい優しげなのにマシンガンをぶっ放すシーン。

そしてQの発明品、アストン・マーチDB5。
これはあのチャールズ皇太子も小さな実際に乗れるミニカーを
もらってご機嫌だったそうよ。
当時のポスターや007グッズは今ではとてもプレミアムがついて
すごいらしいよね。
ROLEXもジェームズボンドモデルとしてすごく人気が出たんだって。

原作者のイアン・フレミングはこの映画公開前に亡くなってしまった
ということですが、死後も007人気はずっと続いているなんて
作者にも想像できなかったことでしょうね。

ストーリーははじめの部分から笑わせてくれました。
だって、あのクールな007が頭にカモをのせて潜水シーンから
登場。1,2作にはなかったスパイ活動も出てきたし、
今のボンドにはありえないことも。
それは、フラメンコダンサーとラブラブしそうなところで
敵に襲われそうになったとき、その女性をたてにしたのよ。
今の007ならあり得ない行動でしょ。
いくらグルだって、女性には優しいはずなんだけどねー。

何回もかなり危機一髪シーンが出てくるけど、普通なら
これでもう終わりだと思うけど、ラッキーボーイの007は
助かって、最後には敵の女性パイロット、プッシー・ガロアを
007の魅力で寝返させるところはさすがの魅力です。(笑)

007シリーズはNuclear Weapons(核兵器)がよく使われるのも特徴じゃない
でしょうか?そうそう、爆発007前でストップしたのが
小技が効いていてよかったですね。

007/サンダーボール作戦
特別編Thunderball S.E.
4作目は130分。1965年公開。
監督は前のテレンスヤング
ボンドはショーンコネリー
ボンドガールは元フランスのミス、クロディーヌ・オージェ
もう一人の悪役美女も素敵だった。

今回はゴージャス。いろんな秘密兵器が数多く登場し、
残酷なシーンも多いけど、えっこんな仕掛け?と
驚きも多かった。

場所はバハマ。
オープニング前の話も未亡人役が男だったり、逃げるときに
使うロケットは漫画のようで楽しい驚きだったし。
アストンマーチもすごい活躍だし、
建物にも凝っていて、スペクターの会議室や
英国情報部の00ナンバーが集合する会議もへーって
感じだったし、敵の使っていた豪華客船なんて
二つに分かれちゃうし、すごい!

もちろん、海中での戦うシーンは今までになく、
海中での海中モーターボート?とかそんな時代に
あったの?と思うし。ボンドのしょっていたジェット付き
エアボンベも早かったし。

最後にボンドとドミノがまたボートの上でいちゃいちゃで
終わるのかな?と思いきや、すっごい最後だし。

これは見ている人の予想を覆すそれ以上の
おもしろさでした。

鮫に食べられたり、スペクターでの懲罰や、ガスで
一瞬にして殺してしまうシーンなどは今までで一番
残酷かな。

ストーリー的にはとってもおもしろかったです。
007/007は二度死ぬ 特別編
You Only Live Twice S.E.
第5作目は117分。監督はルイスギルバート
ボンドはショーン。
タイガーことタナカは丹波哲郎。(若いけど、面影はばっちり)
ボンドガールはAKIこと若林映子と
花嫁役の浜美枝。
NO.1はブロフェルドという名があって、ドナルド・プレザンス。

場所は日本!
そしてオープニングからやってくれます。ロケットが出てきて
大きなロケットが小さいロケットをぱくり。
漫画のようなシーンです。

そしていきなりボンドのベットシーンで亡くなっちゃいます。
いきなりの展開で驚きだけど、すぐにその理由がわかって
ファンはまたもやにやりとするわけ。

前作は海中だったのですが、今回は「リトル・ネリー」という
ジャイロコプター(小さなヘリ)を使っての戦いもすごかった。

ボンドガールのAKIが乗り回すトヨタ2000GTもかっこいい!
日本のボンドガールはとっても美人と言うよりは
よく見るとかわいくチャーミング。

今回初めてスペクターのナンバー1が出てくるの。
そしてこの秘密基地がなんと阿蘇山の内部に作られるという
スケールの大きさ。

火口が実は金属でできていて、そこが開け閉めできるなんて
すごい発想よね。

それからニンジャ部隊には笑えるよね。
007も訓練するし、戦うときはニンジャスタイルになっているのが
微笑ましい。

AKIのなくなるシーンでは糸を使って毒薬を落としていくのが
日本人的発想かも。

ラストはまた海の上のボートだったね。
007 女王陛下の007 特別編
ON HER MAJESTY’S
SECRET SERVICE...
第6作目は142分。
ロケ地はスイス。
監督はピーター・ハント、ボンドはジョージ・レーゼンビー
なんとボンドの妻役はダイアナ・リグ。
NO.1はテリー・サバラス

今回は秘密兵器も出てこなかったし、すっごい基地や
装飾もなかった。

でも、スキーやボブスレー、雪の中でのカーチェイスは
ドキドキもの。

今回のボンドガールはとびきり美人ではないけれど
そばかすが似合いそうなキュートな人で
あのボンドが結婚を決意してしまうのよー。

癖のある役で運転がうまく、自暴自棄なところもあり、
無鉄砲だけど、そんな力強いわりに、
ボンドを助けたり、ボンドと一緒に残ると言い張ったり、
最後はかわいそうなラストだったけど・・・・。

いつもより、新鮮なドキドキはなかったけれど、
この作品も楽しめました。