ソフィー ・キンセラ

レベッカのお買いもの
日記〈1〉
レベッカは、金融情報誌『サクセスフル・セイヴィング』の新人ジャーナリスト
(いちおうね)。かしこいお金の使いかたについて記事を書くのが、日々のお仕事。にもかかわらず…彼女のあらゆる悩みを一瞬にして忘れさせる大好きな趣味は、
なんと「お買いもの」!うまくいかない転職活動、つづかない恋愛、貯まらないお金―すべてを忘れるために、「いけない、いけない」と思いながらも、ふくらんでいくのはカード返済額と言い訳の数ばかり。
そんなレベッカの唯一心なごむひとときは…なんといってもやっぱり「お買いもの」!
世界中の女性の圧倒的な共感を呼んだ、ロンドン発NY経由のベストセラー小説。


タイトルと帯を見てまるでわたし?と思って買いました。
お買い物をするのも好きだけど、人がお買い物をしているのも好きなの。
だから、人のサイト様のお買い物日記も大好き
金融関係で働いてはいるものの実はまったくわかっていなくて
適当に危機をすり抜けて生きてきた。(なんてところもそっくり)

キャリアアップしたくてできなくて、それでもお買い物は次から次に続けて
とどめることを知らないあほなレベッカにハラハラしちゃう・・・。

でも、ラストはえ???て感じなハッピエンドが待っています。
レベッカのお買いもの
日記〈2〉
NYでハッスル篇
いまやTVで売れっ子の金融コメンテーターとなったレベッカ。かつての「お買いもの」でつくった請求書の山もキレイに払い終わって、若手実業家ルークとも熱愛中―となにもかも順風満帆!のはずだったけど…。
そんな時、NYに進出するルークに誘われて下見に同行、浮かれてお買いものしまくるレベッカだったが、どこから漏れたのか、悲惨な借金地獄を『デイリー・ワールド』紙に暴露されてしまう。
仕事はすべてパアになり、ルークとの仲も最悪に。ついに職なし、お金なし、恋人なしに逆戻り…さあ、どうするレベッカ!?ロンドン発NY経由のベストセラー小説、絶好調の第二弾。


相変わらずの限度を知らないお買い物好きで自分にいい方に考える
超ミーハーな前向きなレベッカ。

イライラするほどに自己抑制がきかないのですが、
彼女のいいところは友達思いのところ。

ファッションアドバイスや自分の買った物を嫌な顔せず貸してあげたり、
プレゼントしてあげたり、
今回の事件でもお金持ちのお友達の力を借りてしまえば
いいのに、自力で決着をつけようとがんばる姿勢に
お友達も彼女のことを嫌いになれないの。

大好きな彼のピンチを救ってあげたのに「私が!私が!」と
変に自己主張せず、名乗りでないところが憎いねー。

最後にテレビ出演するところは、カッコヨク決まり、
自分の好きな道を仕事にするところは、わたしの予想通りだったけど
わたしもそんな仕事をしたい!と
前作よりもこの2冊目がお気に入り


iconicon
レベッカのお買いもの日記 3 icon
憧れの「バーニーズNY」で天職ともいうべき仕事を得たレベッカは絶好調!
例によって「お買いもの」のせいで、愛するルークに隠しごとをしなくちゃいけないのを
除けば、ね。大親友スーズの結婚式で、とうとうプロポーズされたレベッカ、
さっそく実家ではイングランドの田舎風結婚パーティの準備がはじまり、
上へ下への大騒ぎ。一方、ルークの母は、超売れっ子ウェディング・プランナーとともに、「プラザホテル」でのゴージャスな結婚式を計画中。結婚式は目前なのに、どちらも捨てがたく、どちらも選べないレベッカ―さあ、今度こそどうする!?
ロンドン発NY経由のベストセラー小説、待望の第三弾。


このシリーズ、やっぱり最初はレベッカの優柔不断さとか
お買い物を止められないところとか、もう、毎回ながら
イライラしちゃうんだけど、やっぱり今回も・・・

まあ、お母さんの喜ぶ顔をみたいのもすごくよくわかるし、
お姫様のような結婚式を挙げたい気持ちもよくわかる。
でも、最後までひっぱるなんて、ひどすぎるよ。
両方ぶちこわしちゃうかもしれないし、責任感なさすぎ。
結局はいつもラッキーで終わるけど、人生そんな甘いのは
小説の中だけ。
最後はまたまたすっきりと終われて良かったけど。

なんと、第4弾もあるらしい。
なんだかんだいって、次も読んじゃうんだろうな〜。