バレエ基礎用語
ロイヤルアカデミーの本やワガノワの本を参考にしたりしました。
少しでもお役に立てるとうれしいです。
ア・カ・シ・タ・ナ・ハ・ラ |
ア | |
アダジオ
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ゆったりとした速度の優雅な音楽の踊り。 |
アレグロ |
速いの意。 |
ア・ラ・セゴン(ド) |
横にの意。 第2ポジション |
アロンジェ
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長く伸ばす、の意。例えば、5番の手を外に返して伸ばすポーズなどを言います。 |
アッサンブレ
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「集めた、または一緒にした」という意味。 片足はアラセゴンに上げて両脚を空中で集め一緒にする。 |
アラベスク
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片脚を後ろに上げて片脚でバランスをとって立つポーズ 上体は曲げてはいけない。背中は緊張させて力強く、それを腰でしっかり支える。 |
アティチュード | アラベスクのポーズの上がっている方の脚を膝から床と平行に曲げて片脚で立つポーズ
脚を曲げているので上体も湾曲することが許される。それによって回転の際、 動きが美しく軽やかになる。 |
ア・テール |
足の裏が床についていること。対語=アン・レール |
アン・トゥールナン |
回転しながら |
アントルシャ
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ジャンプしながら空中で脚を交叉する技。 アントルシャ・ロワイヤル 右足前5番から跳躍をして両足を少し開き、完全に膝を 伸ばし、両足のふくらはぎを打ち合わせる。 (右足前)再び少し両足を開き、最後に足を交代して 5番のドゥミプリエで降りる。 アントルシャ・カトル これはロワイヤルと同じようだがふくらはぎを打ち合わせるとき 右ふくらはぎで左ふくらはぎの後ろを打つ。 アントルシャ・シス これもロワイヤルと同じだが、ふくらはぎを打つとき右足が左足の 後ろを打ち、両足を少し開き、右足が左足の前を打ち、 両足を少し開いて右足後ろ5番に降りる。 |
アントルラセ
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からめる、からみ合わせるの意 。 例:ジュッテアントルラッセ ドゥミプリエで踏み込むことが大切。 そして動足を1番を通り90度に上げるときに腕はアンオー。 動足を超えるように反対の足を上げる。 このとき、腕は2番にして上体を完全に回転させる。 |
アン・ディオール |
外側に |
アン・デダン |
内側に |
アン・ナヴァン |
前方へ |
アリエール |
後方へ |
アン・ファース |
正面 |
アンボワテ | 両脚で飛んで片脚で着地する。 |
アン・レール |
空中で。 対語=ア・テール床につけて。 |
アンシェヌマン | アンシェネはつながるの意。2つ以上のステップをつなぎ合わせた 一連の動きを音楽に合わせて踊ること。 |
ウ | |
ウーベルト |
開く |
エ | |
エカルテ
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分かれた、離れたの意。体を観客に対して斜め45度くらいに向け片足を2番に伸ばし、 顔を前肩越しに向ける。 |
エファッセ
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体を斜めに構え、観客から遠い位置にある脚を他方の脚の前に出す。 |
エポールマン
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肩の位置 |
エシャッペ
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5番ボジションから両脚を開いて、ルルべでしっかり立つ技。逃げるの意。 |
エシャッペ・ソテ | 五番から両足で踏み切り、上へ跳び空中でなるべく五番を保ち、 降りる時は二番のプリエに降り、更にそのまま跳び逆の五番に戻る。 足の裏を使って柔らかく。 腕はアンバー → アンナバン → アラセゴンと開く。 |
カ | |
カプリオール
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はね飛ぶ |
カンブレ
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後や横に胸の位置から上体を反らせる |
ク | |
ク・ドゥ・ピエ
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足首、くるぶし。 |
クペ
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足首にもう片方の足をつけるポーズ、膝まで上げるとパッセ
切る、すなわち、体重を片方の足から他方へ切り替える。 |
グラン
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大きい。 広い。例:グラン・プリエ |
グラン・ジュッテ | 前にグランバットマンをしながらもう一方の脚で踏み切り、両脚を広げて前方に跳ぶパ 床を擦って右脚を前にグランバットマン。右腕はアラセンゴンドに、左腕はアンナバンに。 左脚で床を蹴り、伸び上がるようにジャンプ。その時左腕は前に伸ばす。 空中で脚は前後にひっぱられる イメージで。軸足となる右脚はドゥミプリエで第2アラベスクで着地。 このときお尻は突き出さず軸足の上に。 |
グラン・バットマン |
脚の付け根から片脚を空中に高く放り投げる。上体はふるえたりしてはいけない。 脚だけ独立して動き、よけいな筋肉を使わない。 |
グラン・パ・ド・シャ | 膝を上げて前に脚を出しながら、もう一方の脚で踏み切り、両脚を広げて前に跳ぶパ 左脚を床で蹴り、両腕とも前に伸ばすけれど、右腕の方が左よりも少し高い位置で。 |
グラン・プリエ |
両腿が床と水平になるところまで深く両膝を曲げる。 |
グリッサード
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すべるステップ。予備的な動きとして他のステップや動きとして役立つ。 |
グリッセ |
すべること |
クロワゼ
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体の向きの一つで、体の片側を正面からやや遠ざけて斜めに向き、 観客に近いほうの脚を他方の脚の前で交差させる。 |
コ | |
コテ |
脇へ、または横に。 |
シ | |
シソンヌ
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両脚で踏み切って跳んで両脚(フェルメ)か 片脚で下りる(ウーベルト)パ。 右足前5番からドゥミプリエ、上方へ垂直ではなく、横へ飛び、体全体で移動し、 空中で第一アラベスク。軸足を前にけり出し、踏み切った位置よりも前に着地。 両足同時に5番ドゥミプリエから閉じる。後ろ足の爪先を床を擦って 引き寄せるようにする。 |
シェネ
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一番の巾でルルべで回りながら移動する技。 背中を完全に真っ直ぐにするのがポイント。 右への動きには右足で回転し、右足の前に左足を出す。 腕は前へ投げ、開始のための動機を与える。次に両腕をアンナバンにを繰り返す。 しかし、テンポが速くなると小さな動きだけで助けになる、 腕はあまり自分から離さない。 |
シャッセ
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追いかける、または狩りをする。一方の足が他方の足を追いかけるステップ |
シャンジュマン
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空中で足を変える跳躍。 |
ジュテ
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投げる。 片脚で飛び、もう片方の脚で着地。→ジュッテ・アントルラッセ バットマンタンジュ・ジュテの場合、 空中45度の高さに。太ももを上げすぎてはいけない。 |
シュール |
〜の上に |
ス | |
スーブルソー |
両足で踏み切って飛び、そのまま空中で両足をそろえる跳躍。 |
ソ | |
ソテ
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跳ぶ ソテ・アン・アラベスクの場合、 重心を左の軸足に残したまま、右足を前のジュテの位置に出し、 左脚ドゥミプリエ両腕アンナバンから、右脚を床について重心をこちらに移し、 左脚を上げて第一アラベスクに。 軸足となっている右足の裏で床を強く蹴って跳び、両脚はつま先まで真っ直ぐに。 ドゥミプリエ品柄右脚で着地。 |
タ | |
タンデュ
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張った、伸ばした。 |
タン・リエ |
体重を移動しないでする動き |
タン・ルヴェ |
片足で踏み切って跳び上がり、体を空中にもちあげること。 |
テ | |
デガジェ | 解放する、分かれる、引き離すの意。脚が閉じた状態からア・テールで 開いたポジションに引き離されたときの動きに対する用語。 |
デヴロッペ
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開く、広げる、発展させるの意。クッペからパッセを通ってゆったりと脚を伸ばすなどの技。 体を支えている脚は完全に膝をアンディオールにしてピンと伸ばす必要がある。 腕には力が入ってはいけない。 |
デリエール |
後方へ |
ト | |
ドゥミ |
半分 |
ドゥミ・プリエ |
半分おれる。 |
ドゥミ・ポアント |
半先端。足指の付け根のふくらみの部分で立つ。 |
ドゥヴァン |
前方へ |
トゥール |
回転 |
トゥール・アンレール | 空中で一回転して着地する跳躍。 |
トンベ |
降りる。ルルべからタンデュの出ている足を前に更に出して 4番の前プリエのようなポーズになること。 |
ハ | |
パ |
ステップ |
パッセ |
通過するの意。片足の爪先を軸足の膝に持ってくるポーズを指す |
バランセ |
三拍子などで 揺れるようにバランスをとる。左右に揺れる動き。 |
バロネ |
風船のようにという意味。 振り子のように跳ね返るパ 軸足にもう一方を曲げたり伸ばしたりする |
バロテ | 前後に揺れるように。とも、揺れ動く波とも。 |
バテュ |
脚を打ちつける |
バットマン |
打つ動き |
バットマン・グリッセ |
つま先がほんの少し床から離れるくらいの勢いで床をすべらせて足を出す動き。 |
バットマン・タンデュ |
膝を伸ばしたままの片足を床をすべらせて出す。つま先は床から離れない。 踵から動作が始まり、それから爪先が動作を続ける感じ。 |
バットマン・フラッペ |
片脚を伸ばしながら出し、その足指の付け根のふくらみの部分で 床の表面をつきさすようにして打つ。 |
パ・ドゥ・シャ |
猫のように両足を交互にパッセのようにして引き上げて跳ぶ |
パ・ドゥ・バスク |
床にそって滑るパ。方向を換える。 |
パ・ドゥ・ブレ |
瀕死の白鳥の出の脚の技のようにルルべで移動する技。 もう一つは主に前後の足をチェンジするために使うのもある。 |
パンシェ |
前方へ体を倒し、後ろにアラベスクをもっとも高い位置まで足先を運んでいく。 |
ヒ | |
ピケ |
刺すの意。鋭く脚を出してその脚に立つことなど。 |
ピルエット |
片脚での回転または旋回。 |
フ | |
ファイイ |
そむく。跳躍の際、斜めに体を開く 右足5番からドゥミプリエから爪先を伸ばして垂直に跳躍して、 跳躍の間に上体をエファセ・デリエールに移して左足を少し開き、 右足ドゥミプリエから降りる。 |
フェルメ |
閉じられたの意 |
フラッペ |
うつこと、たたく の意。 |
フェッテ |
むち打つの意。片方の足をアラセゴンに開いてその勢いで回転する時は パッセにして軸足膝の前後につけてパッセルルべで止まる。 白鳥湖の32回転フエッテは有名。 フェッテを支配するのは両腕。腕が上体全体に動きを伝える。 プレパラシオンはクぺで両腕を2番に開いた後、左腕をアンナバンに曲げ 左足ドゥミ・ポアントで立つ。 左足でドゥミプリエをし、上体をエファセに回転。 右足をエファセ・ドゥバンに45度で半ば曲げて差し出し、右脇を引き、左脇を縮めて 上げた脚を上体に近づる。ドゥミ・ポアントに立ち、グランロンドジャンプを行って 脚を90度以上に上げながら、振り返ってアティチュード・エファセのポーズを取る。 左腕は5番から2番に開き、右腕は2番から5番に上げて、エファセのポーズをとる。 その後ドゥミプリエに降りる。
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フォンデュ |
溶ける。片脚を曲げて、上体を静かに下げていく動き。 軸足をしっかりドゥミプリエで出した足と同時に軸足の膝も伸ばして真っ直ぐになる。 |
プティ |
小さい |
プティ・ジュッテ |
片足で踏み切って飛び、片方の足で着地する、小さく飛ぶステップ。 |
プリエ |
両膝を曲げる動き |
フリックフラック |
前に回るのと後に回るのがある。フリックは床を鞭うってフラックは 蹴るようにして立っている軸足を回ってクッペに戻して一回転します。 |
ブリゼ |
上体を少し折って足を打つ 左足前の5番からプリエをして、右足を床を擦って1番通過の2と3の方向に 空中45度の高さに投げ上げる。つぎに左足の前と打ち合わせる(両足はピンと伸びている)左足は上体全体とともに跳躍で右の足先のほうへ、右足が投げ出された場所の方へ 向かい、右足後ろの5番に終わりドゥミプリエ。 |
ホ | |
ポアント |
爪先や爪先立ち。トーシューズ自体を指す事もある。 |
ポール・ド・ブラ |
腕の運び。 |
ポゼ |
いずれかの方向へ足を踏み出す。 |
ラ | |
ランヴエルセ |
回転の中で上体を反らせること。 ランヴェルセアンディオールはアチチュード・クロワゼからドゥミプリエ、ドゥミポワントで 立つときに全主導権を背中に集める。はじめは背中は真っ直ぐだが、 回転がはじまると思い切り後ろにそる。 上体で回転し、重心の位置を変えて足を踏み換えざるおえなくなる最後の瞬間に 脚はパドブレで追いかける。脚で回転させるのではない。 |
ル | |
ルティレ |
引き上げたの意。パッセのこともこう言う。片方の膝を曲げて、 その脚のつま先が軸脚の膝の後ろのくぼみにくるまで、腿を2番に引き上げる動き。 |
ルルベ |
持ち上げた、または、上がった。 |
ロ | |
ローテーション |
回転。通常は大腿部の回転。 |
ロン・ドゥ・ジャン(プ) |
片足で円を描く動き |