北村 薫
語り女(め)たち
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マロンさんがお薦めされていた本を読んでみました。 この作者の本を読んだのは初めてでしたが、とっても 描写がうまくてステキ。 ばななさんのような日常をするどく観察して日常を素敵な風景へと導く。 特に、色の描写が好き。 ストーリーも不思議なお話がつまっていて、内容は忘れてしまうかも しれないけれど、なんだか好き。ふわふわしていて。 リラックスできる。子守歌のよう。 リゾートでバカンスをおくるときにぜひお持ち下さい。 |
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盤上の敵 |
この小説。バレエの題材として用いられたことがあるので 是非読んでみたかったの。 振付家でもある、服部有吉 さんのコメント 我が家に猟銃を持った殺人犯が立てこもり、妻・友貴子が人質にされた。 警察とワイドショーのカメラに包囲され、「公然の密室」と化したマイホーム! 末永純一は妻を無事に救出するため、警察を出し抜き犯人と交渉を始める。 はたして純一は犯人に王手をかけることができるのか? 誰もが驚く北村マジック。 読み進めるうちに、妻の過去が心に苦しくのしかかってくる・・。 最近はこーいう心理小説ばかりな気もする・・・・。 もっと明るい推理小説が読みたいな〜。 しかし、ラストまでたんたんと読み進めて、 初めて北村マジックの意味がわかりました。 マジックを知りたい方は読んでみたらいいよ。 作品としては暗いけど、ストーリー展開がおもしろいです。 |