さだ まさし
解夏 |
病により徐々に視力を失っていく男。 故郷の長崎に戻った彼の葛藤と、彼を支えようとする 愛する人との触れ合いを描く表題作「解夏」他、全4作品。 人間の強さと優しさが胸をうつ、感動の小説集。 あのさだまさしさんが書かれた本だということで びっくりしました。 才能のある人はいろんな引き出しを持っているのですね。 映画の「解夏」も見ましたが、とてもこの本に忠実に 作られた作品だったんだな。と 改めて読んで、はっきりとわかりました。 大沢たかおさんと石田ゆり子さんの二人が 清潔で透明感のある演技をしていて、心打たれました。 静かに心と葛藤し、自らの行と戦う。 想像することも恐ろしいですが、周りの暖かい人たちとの 出会いもあり、解夏を迎える。 心が透明になり、五体満足な喜びに感謝せずには いられません。 他のお話も優秀で、最後の「サクラサク」では 涙が止まりませんでした・・・・ 彼の本、もっとたくさん読んでみようっと。 |
ベストセラー |