鷺沢 萌
ビューティフル・ネーム |
わたしの高校時代、仲の良かったお友達が この作者が好きで、よく読んでいたのを 思い出して借りてみました。 確か、若くして亡くなったと聞いていたのですが まさか自殺だったとはね。 野沢尚さんも自殺だったし、心の深い部分を 書く作家さんでこういうラストが多いのは悲しいね。 この本は在日韓国人の心の切なさが書かれています。 わたしにも英会話時代に仲良くなった 女の子がいるんだけど、彼女は通名もなかったし、 制服もチマチョゴリだったな。 でも、彼女はとても優しくて可愛い女の子だった。 英会話の学校で出会ったハーフやクォーターの 血の混ざった人たちもまた、それぞれの苦しみや 心の葛藤も持っていたようです。 日本ではあまりないことだし、ハーフとかのその辛さなどを 初めて知った私でした。 人間としてお付き合いすると、あまり国籍は 関係ないと思うところですが、それは自分が そういう目に会っていないから。とも 言えるのもしれないし、難しく デリケートな問題ですよね。 |