ジェニファー ・ウェイナー

イン・ハー・シューズ 最初はこの設定がおもしろくて、でも途中はだらだらしていたのだけど、
後半はおもしろかった。

設定とはこの主人公となる姉妹。
姉は頭が良くて職業は弁護士。でも、容貌に自信がなく、
着るもののセンスがなく、ダイエットも続かない。
妹は学習能力がない代わりに、すばらしい美貌と体の持ち主。

それぞれがコンプレックスを感じながら生きている。
そしてお互いをうらやみながら生きている。

途中はそんな二人の日常を書いていて、進歩しない二人にイライラ。
そして、究極の問題が発生する。
妹が姉の大好きな恋人にちょっかいをかけてしまうの!

ここからが後半なんだけど、ここからがおもしろいよ。
(映画化されそうなお話。)

姉も自分のやりたい、好きなことへの道を歩き出し、
近くにいても気がつかなかった最愛の人を見つける。

妹は一人で何とかやっていこうとし、知識欲も出てくる。
そして、環境が変わったことによる(自分が一番頼りがいのない
人物ではなく、逆に頼られる存在になることにより、自信がつく。)
好きな仕事も発見でき、パートナーも見つけ、
姉とも仲良く戻れる。という
お話。

ラストにはじんわりきちゃったよ。
お薦めの一冊