吉本ばなな・・・ばななサンの本って気持ちとか周りの状況とかが詳しく書かれていて
          日常のささいなことも、文章にするとこんなに素敵に書くことが
          できるのかー。と、すごいな。と思います。


体は全部知っている
この本のタイトルは微妙でおもしろくはないかも。
でも、ばななさんだし。
と思っていたのに、なんとわたしはこの本がばななさんの神髄なような
気がする。

ばななさんいついて私が思っていることは↑でも書いたけど、
この本はまさにそのつぼ。

頭で考えたり、意識してみる以前の考えや出来事を
脳だけではなくて体が覚えている感覚。
体が理解していたという感覚。

この短編集にもみなさんがきっと「あ〜、こんな感じあるよね。」と
共感できるお話が入っていると思う。

なんだかお話自体は日常のことだからインパクトはないけれど、
大切にしたいお話がいっぱいなので、大事に大事に
少しずつ読んだusagiでした。
不倫と南米―世界の旅〈3〉 これは世界の旅というシリーズで出された本ということで、
usagiはウキウキ。
なぜかというと、海外旅行が大好きなので、海外で起こるお話が
大好きなのです。空港とかもう、ドキドキしちゃう。

電話といストーリーは軽いジャブという感じで
次の最後の日から、少しドキドキして、読むスピードもアップしてきます。
おもしろそうなので、大切にゆっくり読みたい。と思っても
あっという間に読んじゃった。

それでも、ストーリーとストーリーの間にはティーブレイクなどを
もうけて、気持ちを新たにしてから読むという丁寧さ。えへ。

その中でもプラタナスが一番良かったな。
お義姉さんとのやりとりはよかったし、ホットチョコレートを作るところが
好き。