バレエのサイエンス
ジョーン・ローソン著
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呼吸法
1,移動の瞬間には息を吸いなさい。
なぜなら肺がふくらんでいるときには体は軽くなり、より重力に抗して働きやすくなるからです。

2,身体のバランスを調整しなければならないときには、息を吸いなさい。
そうすると、脊柱が自由になり、動く際の頭や腕、脚の重みから解放される。

3,どんなジャンプの際も片脚あるいは両脚がゆかを蹴る瞬間に息を吸いなさい。
身体が空中にあるときは息はそのまま保ち、脚をおろしてプリエするときに息を吐きなさい。

4,ドゥミ・プリエやフォンデュからルルヴェからピルエットやトゥールにライズするときに息を吸いなさい。
そして軸足のかかと(あるいは両脚の)が床につくまで息はそのままに保ち、
動作脚がパッセからポーズやポジションに移るときに息を吐きなさい。
プレパレーションからいきなりアティチュードのようなポーズをとるようなピルエットでは
動作脚がそのポーズを始めたとき、つまりライズやルルヴェでターンをするのと同時に息を吐きなさい。

足の甲→膝の下→骨軸を通って頭の中心に。プリエしてもライズしても同じ。

腕はアラベスクをのぞいていつも丸く保つ。肩関節から広げるが、身体の後ろにいってしまってはならない。

バランスをとるときは(パッセからアラベスクとか)
腕は1番をとおると背中がまっすぐになりバランスを安定させる助けとなる。